オランダなう

オランダなう


オランダ2019年1月1日から低VAT税率6%は9%へ -概要-

2018-10-31

© Rijksoverheid



オランダの付加価値税(VAT)率のうち低い方、現行で6%のものは、来年1月1日、来年9%に引き上げられます。

事業をされる方はもちろん、オランダの消費者にも大きく関わるこの改定。

今記事では低VAT税の引き上げについて解説します。

 

オランダ付加価値税VATのうち低VAT(現行6%)とは?

低VAT税率6%は、食品などに代表される特定の「商品」や、ヘアサロンなどの特定の「サービス」に適用されています。

 

低付加価値税率がかかる「商品」の種類には以下のものが含まれています。

・食品

・水

・医薬品およびヘルスケア製品

・本や雑誌

・芸術作品、骨董品

など。

 

低付加価値税率がかかる「サービス」の種類には以下のものが含まれます。

・旅客輸送(電車、バス、タクシーなど)

・美容師のサービス

・演劇、ミュージシャン、ダンサーなどの芸能パフォーミング

・個人の住宅クリーニング

・築2年以上の個人宅家屋についての、塗装、壁紙などの修繕

・個人用衣類と、ベッドカバー、カーテン、タオルなどの家庭用リネンのクリーニングと修理

・自転車、靴、革製品の修理

・スイミングプール、サウナ

・ホテル、ゲストハウスなどの宿泊施設および関連サービス

など。

(注:上記はリストの全てではありません。)

 

オランダ在住/オランダ旅行の消費者の場合

2019年1月1日から、6%の低VAT率は9%に引き上げられます。

消費者にとって、これは上記のような商品とサービスの利用に、より多い金額を支払うことを意味しており、INGによれば年平均300ユーロ家計が上がると試算されています。

オランダへの旅行者にとってもオランダでの支出はすこし上がります。

 

オランダに移住している個人事業主/起業家のケース

ご自身の事業がオランダで低VAT税率が課税される商品やサービスを提供していれば、価格設定、インボイス/請求書の改定、ブックキーピング、VAT申告の調整が必要です。

 

料金設定

上記にような低VATの商品やサービスを提供している個人事業主/起業家で、VATを内税に設定している場合には、料金の値上げを検討するべきかもしれません。

実際に、このVATの増加を値上げのチャンスとして多くの企業は料金改定を行なっています。

例えば、オランダNS鉄道では、インフレと付加価値税(VAT)の調整のために、2019年1月1日から第2種列車のチケット価格を約1.8%上昇させると発表しました。

 

インボイス/請求書

2019年1月1日以降のインボイスには新しい低VAT税率を反映させる必要があります。

いつから変更が適応になるのかという例を以下に記載します。

  1. 「2018年に支払われた、または支払われる予定の商品またはサービスを、2019年に提供する。」

    その場合6%が適用されます。

    「コンサートは2019年2月に開催されますが、今年すでにお客様がチケットを購入しています。この場合のVATはナンパーセントつければ良いですか?」

    この場合もVATは6%となります。

  2.  「製品やサービスの先行注文を今年受けたが、支払いと納品は来年になります。」

    この場合は、9%の税率が適用されます。

 

ブックキーピング

ブックキーピングには2019年以降新しいVATレートが反映されていることを確認しましょう。

 

ご自身の事業からの請求インボイスはもちろん、事業コストのインボイスにも正しいVATレートが設定されていることを確認する必要があります。

コストのインボイスにVAT税率の記載に間違いがあれば、請求元に修正を要求する必要があります。

 

通常年4回あるVAT申告

VAT申告手続き自体には変更はありませんが、申告は、上記に書かれた点を注意して正しいインボイスであることを確認します。

もし、申告と実際の取引に違いがあると事業の損益計算に狂いが生じます。

起業ビザで移住をされている個人事業主にとって正しい申告をすることは大変重要です。

 

 

今記事の提供元: オランダコンサルタント 日本人の方の申告を日本語でサポートしています。複雑な税金計算のサポートや、VATの申告、税控除について、等、お問い合わせはお気軽に。








オランダ税務サポート
VAT申告、所得税申告、税金アドバイスは


オランダなうへバナー広告を掲載しませんか?

FOLLOW US