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オランダの教育や学校システム オランダ学校の選び方ガイド

2018-01-07

オランダの学校 教育システムについて知りたい全てのこと



子どもの教育、学校選択は、オランダ移住を考えている家族にとって、非常に大事な決定事項です。

オランダはとても充実したバランスの良い教育システムがある国として知られています。

そのため、子どもの教育を目的として、オランダ移住される方も少なくありません。

今記事では、オランダの義務教育システム、学校制度、様々なスクーリングシステム、日本人の子どもにとっての選択肢、入学申請の方法などを詳しく説明いたします。

 

オランダの学校、スクーリング システム概要

オランダの法律下では5歳から18歳の全ての子ども達のために義務教育があります。

オランダの学校教育システムは、2つのレベル、初等教育の「basisschool」と中等教育の「voortgezet onderwijs」に分けられています。

ここからさらに年齢別のグループに分けられます。プレスクール、幼稚園もありますが、通学は義務ではありません。

日本人の子どもがオランダの学校へ通う場合には、4つのオプションがあります。

1)公立学校、2)私立学校、3)公立インターナショナルと4)私立インターナショナルスクール

です。

1つずつを見ていきましょう。

尚、今記事では18歳までの教育に絞り、大学についてはまた別記事で記載します。

 

1)オランダ公立学校

オランダの公立「openbare」学校は、政府によって融資され、各市役所または公的機関によって運営されています。

ここでは、非宗教的な教育が行われます。

日本でも人気のあるイエナプラン教育や、モンテッソーリ、シュタイナーなどの教育方法に沿った教育を選んでいる学校が多いです。

授業はほとんどはオランダ語ですが、中にはバイリンガル学校も存在します。

オランダの公立学校は全ての生徒の入学を受け入れますが、席の空きがない場合は入学が許可されないこともあります。

通常子ども達は自宅の近くの学校に通います。

 

オランダの公立学校は無料ですが、学校によってスクールトリップなどの課外活動で費用を集めることもあります。

 

2)オランダ私立学校

オランダの私立学校は、通常、宗教的教育(カトリック教、イスラム教など)に基づいている学校か、または特定の哲学教育を提供する学校です。

私立学校は、組織または財団によって運営されています。

オランダ私立学校の学費は公立学校と同じように基本的に無料です。

ただしスクールトリップなどの費用はかかります。

授業は通常オランダ語です。

 

3)オランダ公立インターナショナルスクール 4)オランダ私立インターナショナルスクール

オランダに子ども連れで移住される日本人家族は、その多くがインターナショナルスクールに興味を持たれています。

日本にあるインターナショナルスクールがしばしば、子どもの英語能力を身につけさせたい保護者の方向けのものであるのに対し、オランダのインターナショナルスクールは、オランダに一時滞在する外国人家族向けに、子ども達が国際的に認可される教育を受けることを目的に作られています。

 

オランダ公立インターナショナル/私立インターナショナル

オランダには2種類のインターナショナルスクールがあります。

公立のインターナショナルスクールと私立のインターナショナルスクールです。

公立インターナショナルスクールは、部分的に政府によって助成されているため私立よりも学費が安いです。私立、公立ともに、初等教育、中等教育があります。

初等教育について
公立と私立両方のインターナショナルスクールで、IPCと呼ばれる「International Primary Curriculum」またはIBPYPと呼ばれる「International Baccalaureate Primary Years Program」に基づいた授業が行われます。

アメリカンスクールやブリティッシュスクールなどの一部の私立校は、自国のカリキュラムを使用します。

中等教育について
公立インターナショナルスクールでは最初の4〜5年で、IBMYPと呼ばれる「International Baccalaureate Middle Years Program」またはIGCSEと呼ばれる「International General Certificate of Secondary Education」を提供します。

IGCSEは、世界的に認可されている英国のGCSEにプラス2科目追加したものです。

中等教育の最初の4年から5年でIBMYPまたはIGCSEに合格卒業した生徒は、その後2年間IB「International Baccalaureate Diploma Program」に進みます。

IBディプロマは広く、バランスのとれたプレ大学教育を提供するものとして認識されています。IBは世界中の一流大学で受け入れられている入学資格です。

 

「子どもがオランダ語を話せないのですが、オランダの学校に入学できますか?どうしたら良いですか?」

日本人移住者が気になることのひとつに、お子さんのオランダ語問題があります。

お子さんが小さいうちに移住されて、プレスクールから通わせることが可能な場合には、言語の問題はほとんど心配する必要がありません。

年齢の低い子どもは、日本人の両親をびっくりさせるぐらいオランダ語学習の吸収が早いです。

 

しかし、英語の教育を望まれる家族には、都市部では英語をベースにしたプレスクールも存在しています。

 

オランダ語トランジッションスクール、schakelklas/kopklas

公立の場合には、語学のクラス以外の授業はオランダ語で行われるるため、年齢の大きな子どもは、オランダ語学校へ通学がすぐには厳しいことも。

学校によっては、外国人の生徒向けにオランダ語の補習クラスを設けているところもあります。

またその他の学校では、トランジションスクール:schakelklas/kopklasと呼ばれる語学補習学校に1、2年通うことを勧められます。

このトランジションスクールではオランダ語の習得だけでなく、通常の科目も学びます。

トランジッションスクールへの通学は、オランダの普通学校に編入を目指すための準備期間となります。

 

どのようなオプションがあるかは、居住するエリアによります。

また希望の学校に問い合わせて、個々にアドバイスをもらうことも可能です。

もし上記に書いたオプションが居住のエリアになければ、プライベートのオランダ語学校を探すのも良い手です。

少人数であれば少人数であるほど子ども一人一人に合わせた指導が受けられます。

 

現在、政府で行っている試行プログラムによって、複数のバイリンガルの学校も存在しています。

これらの学校は、オランダ語と英語の両方で授業が行われます。

しかしバイリンガル校であってもオランダ語についての基礎知識は必要です。

もちろん、英語、またはフランス語や日本語のような自国の言語で授業が行われるインターナショナルスクールに通うという選択肢もあります。

学費は無料ではないですが、非常に人気があるため入学の競争率は激しいです。 

 

オランダ教育の成り立ち

さて、以下の図に示されたオランダ教育の様々なステージを見てみましょう。左右の数字は年齢です。

© Tijmen Stam, via Wikimedia Commons

© Tijmen Stam, via Wikimedia Commons

 

オランダのプレスクール

プレスクールは、プレイグループの形をした「peuterspeelzaal」またはデイケアセンターである「peuterspeelzaal」があります。2歳半から4歳までの子どもに特化した教育プログラムを提供します。

教育の重点がおかれるのは、言語に加え、社会生活、身体的、創造的な発展です。子どもたちは、絵を描き、歌い、外で遊び、お話を聞き、お互いに会話をします。

またプレスクールは通常、小学校と連携しています。

それぞれのプログラムやアプローチは、子供たちにとって小学校での授業の始まりがスムーズになるようにデザインされています。

プレスクールの費用は通常、保護者、政府、また保護者の雇用主の間で分けて負担となります。

保護者の支払額は通常収入に応じた額に設定されます。

 

オランダの初等教育システム

日本の小学校に当たる、オランダの初等教育「basisschool」は4歳から始まり11歳または12歳まで続きます。

学校は8年間の基本段階があり、「GROEP1」から「GROEP8」までとなっています。グループ2にあたる5歳までは義務教育ではありませんが、ほとんどの子供は4歳児が対象のグループ1から学校に通います。

グループ3の学年から、子どもたちは、読み書き、算数を習います。

ほとんどの学校はグループ7と8の学年で英語の授業が始まりますが、現在ではさらに早いグループ4から英語の授業を始める学校が、より多くなっています。

オランダの子どもたちは、月曜日から金曜日まで小学校に通います。

水曜日は通常12時または12時30分まで半日授業です。

小学校は年間940時間の教育を提供する義務があり、どのように編成されるかは各学校の責任下で組まれます。

これを理由に各学校での時間割は異なる場合もありますが、ほとんどの学校の授業は通常、朝8時30分からお昼休みの1時間を挟んで午後3時までとなっています。

 

小学校を終えた後、オランダの子供たちは、中等教育に進みます。

小学校の最終年度「GROEP8」には、多くの学校では、「CITO-test」や「NIO-toets」または「Schooleindonderzoek]」などの卒業学力テストを行い、それぞれの子ども達に最適な中等教育への進路を決めます。

保護者と子ども達の希望や意見も学校選択に考慮されます。

 

オランダの中等教育システム

オランダの中等教育は「voortgezet onderwijs」と呼ばれ、進路は3つに分かれています。VMBO、HAVO、VWOです。

以下にそれらを説明します。

どの進路に生徒が進むか、生徒の興味、能力、小学校でのパフォーマンスによります。

 

オランダに来たばかりのこの年齢の子どもをもつ日本人家族が、公立学校を希望され、生徒がオランダ語を話さない場合には、通常は前出のトランジッションコース「kopklas」に通います。

 

VMBO中等教育 

VMBOと呼ばれる「Voorbereidend middelbaar beroepsonderwijs」は12歳から16歳までの教育です。

言語、数学、歴史、芸術と科学の理論的な教育と職業訓練を兼ね備えた授業です。

VMBOのの中で更に以下の4つ、VMBO-B、VMBO-K、VMBO-G、VMBO-Tに区分けされ、生徒は4つのレベルの間で選択することができます。

このレベルの差は主に、実用的な職業訓練と理論教育の割合の違いです。

1つの高校で必ずしも全てのレベルが教えられているわけではありません。

HAVO中等教育

HAVOと呼ばれる「hoger algemeen voortgezet onderwijs」は歳から17歳までの5年教育です。

授業は大学進学や、医師、弁護士などの専門的な教育を目指して行われます。

VWO中等教育

VWOとよばれる「voorbereidend wetenschappelijk onderwijs」では12歳から18歳までの6年教育です。

VWOでの授業は大学教育までの準備の6年間となります。最初の2年間で、生徒は基本的なカリキュラムを構成する15科目を勉強します。

すべてのVWO生徒は3年目の終わりまでに、ドイツ語、フランス語、英語を勉強しなければなりません。4年生からは、必修と選択科目の両方を大学準備として専門的な勉強を開始します。

第4オプション「praktijkonderwijs」

また、第4の進路として、より実践的教育をするpraktijkonderwijsがあります。

こちらは通常上記3つの進路が難しいと思われる生徒向けのものです。

 

オランダ学校への申請方法

オランダのほとんどの学校では、年度のどの時点からでも生徒を受け入れます。

しかし、入学許可は空きの具合と生徒の状況によります。

また学校によっては年度の始め、8月からの入学を求められることもあります。

 

居住地が決まり、公立学校への入学を希望の場合には、近所の学校に問い合わせを。

市役所がリストをくれることもあります。

もしインターナショナルスクールへの入学希望があれば、各学校に直接問い合わせをします。

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入学手続きは学校ごとに異なりますが、通常の手順は、希望の学校を見つけ、最初の面接のアポイントメントを取り、お子さんと共に面接となります。

その後、入学許可の連絡を待ちます。

学校によっては、待機リストに入れられることも。

空きが出た時点で面接の電話がかかってきます。

インターナショナルスクールは人気がありますので、通常は待機リストがあります。

特に都市部では顕著です。

 

ほぼ全ての学校では、年に何回かオープンデイがあります。

オープンデイには予約なしで、学校を訪れ、教師や学校のスタッフと話すことができる日として設けられています。オープンデイに学校を訪れるのは、雰囲気なども把握でき、とても良い方法であります。

 

気になった学校があれば、日本からメールや電話で学校に直接問い合わせれば、通常英語でインフォメーションを教えてくれます。

待機リストがある学校も多いですので、希望の学校のリストは何校か持たれることをお勧めします。

(今記事は2018年1月に加筆されました。)

 

今記事の提供元:オランダコンサルタント 日本人の方の移住を日本語でサポートしています。オランダ移住ビザ申請、賃貸契約サポート税務サポート、ご相談はこちらへ。

 








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