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オランダ サル痘感染について知っておくべきこと

2022-05-26

オランダ語で「apenpokken」と呼ばれるサル痘は、5月25日の時点でオランダではRIVMにより公式に12例が確認されている。
EU/EAA内では、欧州疾病対策センター(ECDC)が5月23日時点で、9カ国に67人の感染を確認している。

サル痘の症状とはどんなもの?
RIVMによると、ウイルスに感染すると、まず発熱、頭痛、筋肉痛、疲労感が起こり、数日後、皮膚に水ぶくれができる。
幸いなことに大半の人は自然に治るが、このウイルスは、免疫力の弱い人、子供、妊娠中の女性にとって危険な場合がある。

感染はどのように広がる?
ほとんどの人は、ウイルスに感染している、人や動物に接触した後に感染する。
ウイルスは、粘膜(例:口、鼻、目)や開いた傷口から侵入する。
また、空気中に浮遊する飛沫からは感染しないが、水疱や口や咽頭からのウイルスの飛沫によって感染する可能性もある。
RIVMによると、サル痘にかかった人は、かさぶたが落ちるまで他の人に感染させる可能性があるという。

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サル痘に感染したかもしれない。どうすれば良い?
RIVMでは、体に水疱を見つけた場合、かかりつけの医師に連絡するよう勧めている。
また、過去3週間以内に感染者と身体的な接触をした場合にも、かかりつけの医師に連絡する必要がある。
結果としてもしサル痘の陽性が出た場合には直ちに隔離となる。
すべての症状が消えるまで、つまり皮膚からすべてのかさぶたが落ちるまで、他人と接触することは許可されない。
ウイルス感染は現在、報告義務がある。
つまり、ウイルスへの感染が確定した、あるいは疑われると判断した医師は、これを報告しなければならない。
GGDは、感染者へ連絡し、何をすべきかを知らせる。
通常、3週間の隔離義務となる。

ワクチンはある?
天然痘ワクチンが、この感染を最小限に抑え、症状の重さを軽減させると考えられている。
接触後4日以内に投与するのが最も効果的である。
オランダには約10万回分の天然痘ワクチンがあるが、現時点では、政府は集団接種の必要性を感じていない。
感染する可能性が高い人だけに接種を勧めている。

オランダの保健専門家によると、現時点ではパニックになる必要はないとのこと。
感染者数はそれほど多くなく、新型コロナ感染のように急速に広がることもなく、死に至ることもほとんどない。
TV局 NOSの取材に応じた健康心理学者のAndrea Evers氏は、サル痘に対するメディアの注目度は、特に新型コロナの大流行によるトラウマの後では、不必要に人々を怖がらせることになると警告している。