オランダのホスピタリティ産業(HORECAホテル、レストラン、ケータリング) の売上高は、2023年Q2に同年前四半期と比較して4.5%増加したことがわかった。
これは、オランダ統計局の最新の季節調整済み数値によるものだ。
価格変動を調整した販売量は、部門全体で 3% 増加した。
具体的には、食品サービス(レストラン、カフェ、食堂、ケータリング業者など)の季節調整後の売上高は4.1%増加し、宿泊施設(ホテルやホリデーパーク)の売上高は5.5%増加している。
食品サービスの中では、食堂とケータリングが売上高で 6.6% 増加し、首位を占めた。
カフェとレストランの売上はそれぞれ6.2%、5%増加した。 ファストフード店のみ売上高が0.3%減少している。
外食産業全体の売上高では2.4%増加となった。
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オランダ統計局が提供する以下のグラフは、2016年Q1から2023年Q2までの売上高(水色の線)と販売量(紺色の線)をインフレ調整したものである。
グラフは、増加率を示すために2015年を基準としている。
なお、2020年Q1から2022年Q2までは、コロナ・パンデミックの影響により、売上高、販売量ともに2015年の水準を下回っている点に留意したい。
Bron: CBS
ホスピタリティ業界の景況感は、2023年Q3開始時に-10.8に低下した。
外食サービス部門の起業家らは、過去3カ月間と今後3カ月間の経済情勢について否定的な見方を示している。
なお、2023年Q3開始時オランダのほぼすべての産業において景況感はマイナスとなっている。