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オランダ 2020年のQ1平均賃料 上昇はピークアウトか

17-04-2020

オランダ 2020年のQ1平均賃料

近年上昇一方であったオランダのフリーセクター(民間の賃貸住宅物件)の家賃はピークに達しているようだ。

賃貸住宅物件プラットフォームParariusのデータによれば、オランダの家賃は2020年の第1四半期にはわずか2.6%上昇となっており、これは、2015年の第2四半期以来最小の増加である。
また、オランダに現地駐在する外国人による賃貸住宅の需要も減少傾向を示した。


コロナ危機がオランダの住宅家賃に及ぼす影響はまだ不明である。

コロナ危機は3月の第2週に始まっており、このデータは今年はじめから3か月間のものであるため、コロナ危機がオランダの家賃に影響を与えたかどうかはまだわかっていない。
しかし、オランダの家賃が今年これ以上に上昇することは考えられないであろう。

加えて、Parariusは、3月12日に行われたコロナ危機に関するマーク・ルッテ首相の特別スピーチ以降、賃貸物件情報ウェブサイトへの訪問者数の減少を報告した。
具体的には、2019年3月と比較して、今年の3月での訪問者は7.6%減少している。

同プラットフォームでは、利用可能な物件の数が増加する一方で需要が変わらない、または低下する場合(コロナ危機がその要因となる可能性は高い。)家賃は最終的に低下するだろう、と予測している。

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オランダの1平方メートルあたりの1ヶ月平均家賃

オランダでは新規入居者は2020年の第1四半期に1平方メートルあたり16.75ユーロを支払っている。
ただしこの平均の家賃は、全国で飛び抜けて賃料の高いアムステルダムの影響を強く受けている。
アムステルダムを除外した場合、全国平均は1平方メートルあたり月額14.75ユーロと2ユーロ低くなる。

オランダで日本人に最も人気のある町や都市の、2020年第1四半期の1平方メートルあたりの平均月額賃貸料は以下である。

上記の価格は、Parariusのデータに基づく。


物件タイプ別賃料

タイプ別で見ると、アパートは依然として、1平方メートルあたり全国平均月額18.25ユーロと、他のどのタイプの住宅よりも家賃が高い。
独立した戸建てでは12.74ユーロであり、独立でない戸建ては14.39ユーロであった。

床面積の点では、75平方メートルまでの小さな住宅が1平方メートルあたり20.08ユーロであり、小さな物件が最も高い傾向は変わっていない。
比較して、75〜100平方メートルの住宅は、1平方メートルあたり月額16.85ユーロと3ユーロ以上安くなる。

家具付き物件家賃と家具なし物件賃料

家具付きの物件は、全国で1平方メートルあたり月額19.54ユーロと、他のオプションよりも高い。
半家具付きの物件が1平方メートルあたり月額16ユーロであり、スケルトン物件は1平方メートルあたり月額12.17ユーロであった。


コロナ危機の住宅市場への長期的な影響を予測することは困難であるが、Parariusは住宅市場が売り手市場から買い手市場に移行する可能性があると考えている。

失業と景気後退により、新しい家の購入を延期する人々が増えると考えられる。
住宅を売却予定の所有者は、当分の間、住宅を賃貸市場に出す動きに出ると見られ、それにより賃貸物件の供給を増やし、賃料を引き下げることにつながる。
この現象は、Airbnbに貸し出しをする住宅所有者の間ですでに見られており、 観光客の減少を受け、物件オーナーはマーケットをAirbnbから長期賃貸用に変更している。