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オランダ首相 コロナ感染者増加を受けての会見 再ロックダウンは希望せず

06-08-2020

Source: NOS

オランダでは、マーク・ルッテ首相と厚生労働省のヒューゴ・デ・ヨング大臣が6日、会見を行った。
この会見は、オランダのコロナ感染者増加の状況と、議会の早期再開を求める声の圧力を受けてのものである。

会見では、コロナ危機に関する大きな新たな政策やルール変更は発表されず、ルッテ首相は、第二次ロックダウンが行われることを望んでいないとした。

首相は、ソーシャルディスタンスの保持などの対策に従わない市民が存在することを指摘し、そのために、現在の感染者数増加に繋がっているとした。
現在若者たちの間での感染者増加が見られているが、若者たちの行動が多くの人、特に高齢者らの健康リスクを高めるとし、特に若者たちへルールを遵守するように呼びかけられた。

今後発生するイベントとして政府が懸念しているのは、中等教育機関および大学の入学オリエンテーション週間(オランダ語:introductieweken)である。

オランダ政府は、入学オリエンテーションのようなイベントでは人が非常に多く集まることから、ソーシャルディスタンスおよび他の反コロナ政策を維持できないことを恐れており、当初は開催が中止と見られていたが、アルコールの提供や遅い時間の開催禁止など一定の規制のもと行われることとなった。

政府は、国として統一した反コロナ政策を課すのではなく、感染率の上昇に対応して、必要に応じて市町村が地方対策を課すことを許可している。
これにより最近では、アムステルダムとロッテルダムの混雑したエリアでのマスク着用が、市町村レベルで義務化されている。
ルッテ首相は、可能な限り継続して市町村レベルでコロナ対策ルールの実行となることを望んでいる。
市町村のルールとしては、駐車スペースの閉鎖、ナイトショップや飲食店の営業時間の短縮、大規模なイベントの制限または禁止が含まれる。
必要に応じて、これらの措置は国レベルまで拡大となる。

会見では、特に飲食店で、コロナ政策違反が多いことが指摘された。
飲食店では、施設の入り口や予約時、顧客は氏名電話番号、健康状態の情報提供をすることが義務であり、施設利用者やスタッフ間で複数のコロナ感染者が発見された場合には、これらは接触者情報として利用される。
また飲食店は、着席のみが許可されており、スタンディングでの利用は不可である。
今後ルールはさらに厳格にフォローされる必要がある。

飲食店施設で複数のコロナ感染者が発見された場合には、14日間の営業停止となる。
これは、美術館やアミューズメントパークでも同様である。

会見で厚生労働省大臣からは、リスクの高い(オレンジ)地域から入国する人は、2週間の自主隔離と、症状があれば直ちにPCRテストを受けるように要請した。
来週末にはスキポール空港にPCRテストの施設が設置されることが発表された。