オランダなう

オランダ コロナ危機から今年不況に転じる予測

27-03-2020

オランダ-経済-最新-ニュース

オランダでは、新型コロナウイルス危機の影響により、破産する事業が出てきた。
NOS放送は26日、コロナ危機が始まって以来、飲食店3社とウェルネスセンター1社が国内で最初の破産申請をしたと報じた。

4社の事業オーナーはそろって、「コロナ危機前にすでに経営困難であり、コロナの影響が最後の打撃となった。」と、同様の報告をしている。


オランダ2020年不況に転じる予測。

オランダの経済政策分析組織(CPB)は、オランダが今年は今後、多くの倒産と数万人の失業でおそらく景気後退に入ると発表した。

CPBは、コロナによる、社会距離拡大措置およびその他の政策の施行期間、その後の経済への余波予測に基づいて、2020年および2021年の経済に関する4つの異なるシナリオを立て、分析した。
すべての4つのシナリオでは、オランダは不況に転じ、 2020年にGDPは1.2%から7.7%まで低下している。

4つのシナリオの中で、一番良いものでは、オランダ経済は1.2%縮小するが、今年中に回復するとされる。
この予測は、短期的な大幅な落ち込みの後、2020年第3四半期(Q3) には回復するというシナリオだ。

4つの中で、最悪のシナリオは、CPBは、2008年の金融危機時よりもはるかに悪い、GDPの7.7%低下を予測し、景気が回復するまでに1年かかるとしている。
このシナリオでは、オランダの企業らに大きな打撃を与えるとみられる、コロナの国際的な影響も織り込んでいる。
国際的な影響により、輸出が減少するだけでなく、国内産業用の原材料や部品の輸入も難しくなることが指摘された。


オランダの失業率が上がる予測。

CPB分析はまた、最良の場合のシナリオでは、失業率はわずかしか上昇しないが、最悪の場合のシナリオでは、失業率は9.4%にまで上昇する可能性があることも示している。
現在のオランダの失業率は3.4%である。

(記事は広告の後に続きます。)

オランダ 国の負債が上昇の予測。

オランダ政府は、国内の失業や倒産を最小限に抑えるために、事業への特定の緊急支援策を提案しており、その金額は現在150億ユーロと推定されている。
この支援金は、おのずと国債の増加になる。
また、この支援が必要となる期間が長いほど、国債は増加すると見られる。

オランダでは、幸いにも、国債がGDPの73.6%に達する最悪のシナリオでさえ、依然としてリスクレベルをはるかに下回ると、エコノミストらは考えている。
オランダの現在の国債は、GDPの48,6%である。
比較して、日本の現在の国債はGDPの237.64%であり、桁が大きく違うのがわかる。

CPBのトップは、コロナウィルス流行による経済程影響についてはまだ多くの不確実性があると指摘している。
例えば、現在のコロナ感染拡大防止対策措置がいつまで行われるかなど、まだはっきりとは決定されていない。
また、このような対策が行われるのは初めてであることから、オランダや国際経済への影響を正確に予測することは困難である、とした。