オランダなう
2018-09-20
オランダの労働市場における労働者不足は、ますますオランダ全国に拡大している。
これは、今年の第2四半期のオランダ雇用保険組合UWVの新しい統計から明らかになったものだ。
毎年UWVは、「求人」件数を「仕事を探している人」の人数で割ることによって、労働市場の求人がどのくらい緊密であるかを計算する。
求職者よりも求人件数が多い場合、労働市場は「緊密」とみなされる。
昨年、オランダ全国35地方の労働市場のうち6地方が「緊密」と評価されたが、現在は29地方となっている。
人材の不足は、各職業および各地方毎にUWVによって計算される。
建設業と輸送業は現在、求人が一番多い職業だ。
最も需要の多い労働者の職業は、機械専門家、建設仕上げ労働者、電気技師、大工、トラックドライバーである。
アムステルダム(Amsterdam)、ユトレヒト(Utrecht)、ゼーラント(Zeeland)、東ブラバント(East-Brabant)周辺は、労働力不足で最も苦しんでいる地域である。
しかし、ザーンストレーク(Zaanstreek)地方、ナイメーヘン(Nijmegen)地方、フレボラント(Flevoland)、フリースラント(Friesland)、フローニンゲン(Groningen)、ドレンテ(Drenthe)など、北部のオランダの州地方ではそれほど悪くない。
ここでの求人数は、仕事を探している人の数とほぼ同数である。
しかしまた、労働者の不足により多くの飲食店も被害を受けている。
スタッフ不足のために週のうちの何日かを閉じなければならない店舗も少なくない。
学校の教師も現在、オランダで多くの需要がある。
先週、ザーンスタット(Zaanstaad)地方の2つの学校組織は、教師の不足のために、授業を週5日から週4日へと減らさざるを得ないと警告した。