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オランダ コロナ変異株エリスで感染者数増加傾向

2023-08-16

国立公衆衛生環境研究所(RIVM)のデータによると、オランダではコロナウイルス感染者数が徐々に増加しているように見える。

下水の検査では5月中旬以降、ウイルス粒子の数が最も多く検出され、同時にCovid関連の入院患者数もわずかに増加している。
患者搬送全国調整センター(LCPS)によると、現在約75人のコロナ患者が入院している。
これは6月上旬以来最も多い数だ。
なお、ほぼすべての患者が通常の看護病棟で治療を受けている。

現在出回っている新しい亜種は Eris または EG5 と呼ばれている。
これは、最近主流となっている XBB の変異バージョンだ。
この突然変異により、エリスは人間の免疫システムを少しだけうまく回避できるようになり、より速く、より簡単に感染が拡大することを可能にしている。
エリスによる人々の症状が他のウイルス変異種によるものよりも重くなるという兆候はない。
今秋の再接種に使用されるコロナワクチンは、エリスも含まれるXBB変異種向けに特別に開発されたものだ。

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RIVMの感染症疫学・監視センター所長スーザン・ファン・デン・ホフ氏は、秋には感染者数が増加し、重症者の数も増加するが、パンデミックの時期ほどではないと予想している。
下水道内のウイルス粒子の数は、入院者数よりも速いスピードで増加している。
これは、感染したほとんどの人が自宅で静養しており、コロナウイルスによる苦情がほとんど、またはまったくないことを示している。