オランダなう

オランダ住宅購入価格はさらに上昇

2024-02-25

住宅売買ニュース

オランダでの住宅購入はますます高額になっている。
今年1月オランダの中古住宅の平均価格は2023年1月と比べて1.8%上昇した。
一月前の2023年12月と比較すると、平均は1.2%の上昇である。
これは土地登記簿とオランダ統計局の最新データによるものだ。

今年1月の中古住宅の平均取引価格は43万3,285ユーロだった。
価格の高騰にも関わらず、土地登記簿には同月の住宅取引件数が1万4452件と記録されており、前年同月比10%以上増加した。

中古住宅の価格は2022年7月にピークを迎えた。
その後トレンドは反転し、2023年5月まで価格は下落し続けた。
この下落の理由は明確ではないが、住宅ローン金利の上昇が影響している可能性がある。
もう一つの理由として考えられるのは、個人・法人を問わず多くの家主が、賃貸住宅の採算性を低下させる新しい住宅法を見越して賃貸住宅の売却を始めたことである。

しかし、2023年6月以降、持ち家の価格は主に需要に後押しされて再び上昇し始めた。

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オランダに移住する人は皆、オランダの賃貸住宅危機を認識しているが、住宅購入市場も同様に困難だ。
好調な経済、賃金の上昇、そして初めて購入する若者に対する新たな支援策により、ただでさえ少ない入手可能な住宅に対する需要が増加している。
それに加え、厳しい環境規制、資材価格の高騰、労働力不足により、新規住宅の開発に遅れが生じている。
既存の持ち家に対する超過入札は依然として隆盛を続けており、住宅ローン以外に超過入札価格をカバーするのに十分な追加貯蓄を持たない購入者を市場から追い出している。

オランダの大手銀行は、住宅価格が2025年末までに7.5%上昇すると予測している。