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【2026年版】最低賃金と給与の基礎知識|オランダで働く日本人向けガイド

2026-07-01

オランダでの最低賃金

オランダで働く日本人が知っておくべき最低賃金

オランダでの就職を希望する日本人の方や、正社員・契約社員・アルバイトなど、さまざまな雇用形態で働く方から、「オランダの最低時給はいくらですか」「自分の給料は安すぎませんか」といった質問を受けることがあります。

本記事では、最新のオランダの最低賃金制度について、基本的な仕組みから具体的な金額までをわかりやすく解説します。

また、最低賃金の知識は、オランダに移住をしたフリーランサーにとっても重要な指標となります。


オランダでの最低賃金法

オランダで雇用されるすべての労働者には、最低賃金を受け取る権利があります。
最低賃金はオランダ語で minimumloon と呼ばれ、正社員・パート・アルバイトといった雇用形態による差はありません。

2024年以降、月額・週額・日額といった最低賃金制度は廃止され、現在は時給ベースでの最低賃金が採用されています。 給与は「公式の労働時間」に基づいて支払われ、この時間には以下が含まれます。
・実際に働いた時間
・取得した有給休暇
・病欠時の有給病欠時間

なお、雇用主と従業員の間で週あたりの労働時間を固定する合意がある場合には、月給を固定額で定めることも可能です。

最低賃金制度は、不当に低い賃金での労働から労働者を守ることを目的としており、雇用主には厳格な遵守義務があります。
最低賃金を下回る支払いが確認された場合、政府は厳しい措置を取り、高額な罰金が科されることもあります。。

また、フリーランサーとして働く場合であっても、実質的な報酬水準が最低賃金を大きく下回る場合、不当な契約と判断される可能性があります。
そのため、フリーランスの報酬設定においても、最低賃金を意識することは重要です。


オランダの最低時給(2026年1月時点)

オランダの最低賃金は年に2回、1月1日と7月1日に改定されます。

2026年1月1日から6月3日までの期間における21歳以上の労働者の最低時給は€14.71(*日本円で約2,718円:記事執筆時点)と定められています
日本国内の最低賃金と比較すると、2026年現在、東京都の最低時給は1,226円(全国最高水準)ですが、オランダの21歳以上の最低時給は約2,718円と、約2倍以上にあたります。
この高い最低時給は、オランダで所得を得たい日本人移住者にとっても大きな魅力となっており、移住を検討する理由のひとつになっています。

21歳未満の労働者には年齢ごとに異なる最低時給が適用されます。
具体的な時給は以下の通りです。

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給与に関して知っておきたいポイント

オランダでは、雇用主は法律により、毎月の給与明細(オランダ語:loonstrook)を従業員に交付する義務があります。
また、年末や雇用契約終了時には、年間の給与証明書(オランダ語:jaaropgaaf または jaaropgave)が発行されます。
これらは所得税申告に必要となる重要な書類ですので、大切に保管しておきましょう。

フリーランス契約と異なり、所得税や社会保険料は毎月の給与から自動的に差し引かれ、その内容は給与明細で確認できます。
ただし、これにより確定申告が不要になるとは限りません。
オランダ国外での収入を含むその他の収入や資産などがある場合は、毎年の申告が必要です。
状況によっては、払い過ぎた税金が還付されるケースもあるため、申告を行っておく方が安心です。。
オランダの所得税について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

以下は、給与に関して知っておくと便利な用語です。

今記事の提供元:オランダコンサルタント
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